Wiim Ultra
Wiim Ultraが無性に欲しくなり購入してみた。昨日の昼頃、注文してみたが、今のアマゾンの驚異的配達スキルにより、早朝置き引き配達を選択し、朝6時に商品を受け取ることになった。久しぶりのオーディオ機器購入でアドレナリンは高まり徹夜で商品の到着を待った。10数年前はかなりオーディオ機器に感化され、アンプ、スピーカー、ネットワークプレイヤーなどひと通り揃えた。しかし諸行無常の響きにより、オーディオ熱も冷め、たまにCDを聴くくらいの生活になった。
12年前に購入したネットワークオーディオプレイヤーの故障もあり、ネットオーディオ環境も損なわれていた。それでも高音質を好み、Amazon Music Unlimitedの契約は続けていた。Fire TV Stickで動画を楽しんでいたが、そこにAmazon Music Unlimitedのアプリもあり、テレビからアンプへ繋げ、とりあえずステレオでは聴いてみた。それでも、マランツのCDプレイヤーからのアナログ接続の方が遥に音にキレと音場があった。そもそもFire TV Stickほどの機器で高音質を全く期待していない。一応ハイレゾ音源で届いているらしいが、いろんな機器接続劣化があるのでこの音質はしょうがない。
そんなか、20万以上も平均するネットワークプレーヤーの中に新参者のメーカーが6万以下で製品を届けている情報を掴んだ。これなら手に届く範囲であり、小遣いが溜まったら買おうと思っていた。少しずつ情報を吟味していると、一番安いのでも十分聴こえるがプラスを選択すれば、内部DACも更新されいいと書いてある。さらにプラスチックの筐体がこのウルトラならアルミになり高級感を増し、更にアルバムアートが楽しめるディスプレイもあるのでこれに決めた。それでも巷に提供されている製品の3分の1以下の価格である。本格的にいい音を追及するならDSD音源の再生可能規格でネットからダウンロードし、それをPCもしくはUSBメモリに落とし込み再生するのがベストであると分かった。しかし、PCを立ち上げUSB-DACでアンプに送り、音楽を聴くというのは誠に手間がかかる。そこまでしていい音楽を聴く気力も失せ、とりあえずUSBメモリに落とし込み再生する方が簡単ではあるが、これもマランツのアンプとの相性があり、再生できる曲もあれば、サポートできる音源で落とし込んでいるにも関わらず、アンサポートのエラー表示がよくされ、聴けない音源もよくある。そんなんでしばらくハイレゾ音源鑑賞をしないNo Music No Lifeを余儀なくされていた。
そこで、今回の救世主であるWiim Ultraの登場である。
アプリの出来も相当いいとレビューされていたので。それも気に入る材料になった。日本のメーカーは機器自体の品質は高いが、こういったアプリでの操作性は問題がある。音響機器メーカーにアプリの作れるプログラマーがいないというか、猛者はいない感じである。そんなんでアプリからの使い心地は良くない、経験上。しかし今回のWiimはアメリカメーカーでオーディオメーカーの部品供給をしていた会社らしく、裏方に飽きたのか分からないが、自社ブランドを立ち上げ参入してきた。オーディオメーカーの参入は自動車メーカーと違い割と簡単にある。アメリカ製で安いという感じは少しカルチャーショックがある。Appleに代表されるようなとにかく製品はいいが高価という印象がかなりある。
購入を決めて、テレビ裏にある素人では絶対再現できないタコ足ケーブルが散乱している場所の掃除を行った。電源ケーブルでも音が変わるので、前に買ったオヤイデのメガネ電源ケーブルを入れる準備をした。このケーブルはPS5に接続されていたので、PS5はノーマルに戻した。Wi-Fiでも受信できるみたいだが、無線接続は高音質には信用ならないということで、カテゴラリー8のLANケーブルも一緒に購入した。アンプへの接続は光接続ポートがもう一つあったのでそこに入れると計画。更に、聴けなくなっていたUSBメモリの音源データもあるので、商品到着後、計画通りに配線を繋いだ。
いよいよ、アプリをダウンロードし電源を入れる。有線接続で簡単に機器を検索し、必要なアップロードをしばらく行い、電源オンとなった。早速、AMUの音楽を聴いてみる。おー、なるほど音がクリアに聴こえ音の分離感がまるで違う。音粒そのもののベールが剥がれたというか曇り感が払拭されている。最初の10分は感動した。しかし、次第に耳がその音に慣れ、最初の感動は薄れていく。面倒であった楽曲転送、選択もアプリ上から1億曲も選択できるとあって、昔、必死にリッピングしていたCDデータとかNASの構築もなく、ネット上にある1億曲のNASから簡単に聴けるとこが現代のいいとこであり進歩である。ダウンロードユーザーはこれからもいるであろうが、サブスク料金を支払続ければ、この大型NAS環境により音楽を楽しめるのは素晴らしい。また、本格的にオーディオを楽しもう。「同じ音楽を同じ時間聴くのなら高音質の方が遥に人生に彩りを与えてくれる」とは昔聞いた音楽評論家の意見だが、そうだと思う。それでも、いつも高音質に触れると感じるのだが、楽曲自体がゆっくり聴こえる。細部まで再現された音のディテールに触れると音楽そのものが長く感じる。多分、耳の錯覚であろうが、その錯覚覚えたきたらその音源は高音質であるという証明でもある。
勢いでQobazも契約した。1ヶ月執行猶予があるが。
余談でいくら設定してもQobazの出力がCD音源でハイレゾ出力されない。色々試行錯誤したが、なんのことはない。無料期間ではハイレゾは体験できないと分かった。まぁ、様子見ではいいか。