TAXIドライバーを目指す!
ブログの原点であるタクシードライバーについての考察を述べていきたいと思う。
今から14年前に一大転職を考え、応募したのがタクシードライバーであった。訪問販売の営業に苦しみ、こりゃ、自分に合っていないなと思ったからである。そこで自分にとって苦しくない向いている仕事は何かと考えた。しばらく考えると元々運転が得意であったので運送業を目指そうと思いついた。最初は運送屋トラック系も考えたが、20代、30代では腕力に自信があったが、40を目の前にして、腰使う仕事は無理かなとも思えてきた。そこで、荷物(乗客)が勝手に降りるタクシーなら、そういった負担もなく、目的地まで搬送すればいい。そうした単純な理由からである。
早速、タクシーの求人を探すと、どこでも見つかる。それだけ需要もあり、辞めていく人間も多い職種なんだなという感覚はあった。最初に目にした広告はMKタクシーであり、高級車に乗って成田空港から東京までの送迎であり、過大広告である給料に心が躍った。面接会場を探すと近場の公民館であり、予約を入れ説明会を聞くこととなった。
元々ドライバーであった面接官はドライバー引退後、こういった求人に仕事をシフトしていた。見るからに優しそうな感じで、よくよく考えて下さいと、半ば合格したような面接であった。そこは実はKmの説明会であり、MKと違っていたのは後で分かった。(笑)説明会でタクシーとハイヤーがあり、なんか黒塗りのハイヤーの方が高級感があったので、面接時にハイヤーを希望したが、面接の方は「タクシーに向いていると思いますし、まず道を覚えて欲しいのでタクシーから始めて下さい。もちろん途中でハイヤー希望なら移れますよ」という返事であった。単純な自分は確かに道を知らないと円滑に送迎できないなと、感じのいい面接官の雰囲気もあり、タクシー入社でことが運んだ。
希望支店はどこですか?という質問に当時、柏駅が最寄りであったのでそれでは常磐線一本の北千住営業所がいいと北千住営業所配属になった。後にその面接官は千住営業所出身の方で、北千住も千住も同じとこに営業所を構え、1階が千住、2階が北千住の営業所であることが分かった。合格後、係長に「千住出身の面接官であるのだから千住に引っ張るのが普通なのに、齋藤のキャラを考え北千住にしてくれたのかもしれない」とお家事情ならぬ営業所事情を考慮してくれた面接官であった。後々分かったが北千住の方がイケイケ系で明るい感じがした。僕のキャラは北千住向きと判断してくれたのだと勝手に解釈している。その北千住営業所に奇遇にも配属され、そこから今に続くに先輩、班長の指導のもと、今の自分がある。その目に見えない縁は大事なものであったと今に思う。
それでは研修編、2種免許取得編に続く。