金持ち脳 苫米地英人

book

作者の本は一時ハマった時期があり、50冊は読んだと思う。また、一度ご乗車頂いたことがある。あえて芸能人というか有名人がご乗車された際、一ファンとして話しかけることはないが、苫米地博士には話しかけた記憶がある。

日本人の不幸は莫大な日本人に備わる勤勉さの労働力の対価が諸外国に流され続けていると思っていた。正当な対価を貰っていない現状に不満があるのだと感じていた。しかしこの本を読んで、CMに刷り込まれた購買意欲が不足感を作り出し、その欲望の充足感の欠落が不幸と認識しているのだと悟らせられた。

好きな仕事をするのが「金持ち脳」の最速であると説くとこに、自分にも当てはまり、確かにこのタクシーを始めた13年間は不足という感じがあまりなかった。また、馬鹿洗脳装置、地上波を全く見ない生活でCMによる購買意欲も掻き立てられずにすみ、平穏に暮らせたという背景もある。確かにもう少し稼げたら、もっといい暮らしが出来るのではという欲もあるが、得意な仕事で時間を過ごす感覚は不幸と真逆ではある。「事足りる」という概念が醸成されていたからかも知れない、僕の中に。

家に帰れば、エアコンがありウォシュレットの水洗トイレがあり、すぐお湯の出る風呂場もあり、綺麗な4Kテレビがあり、インターネットにより必要な情報を瞬時に取り出せたる環境があったり、そこそこのオーディオがある生活。どう考えても昔の日本よりは充実した日常を送れている。その間近の幸福を気づけない日本人が多いせいもあるのではないか?

「幸福はその人の気づきである。」となんか昔読んだ記憶がある。今、充実であり感謝できる環境であるとみんなが気付けばもう少し幸福度数は上がろう。その身近な幸せを感じることができているとこに僕の幸福感が高いのであると思う。

本要約チャンネル「金持ち脳〜捨てることから始まる〜」を聞いてリセットしてみよう。