父と息子の地下アイドル
半年くらい前に見たWOWOWのドラマの「父と息子の地下アイドル」が良かったのでもう一度、このお盆休暇を利用して見返してみた。いやー、もう一度見てもいい。一所懸命さと心情に泣ける。
親の心情、子供の夢心を通し、地下アイドルと高校教師という設定で展開されてある。第二回シナリオ大賞を受賞しただけあり、なかなか心に響くものがある。多分、シナリオライター自身が出来上がった映像を見て感動しているんじゃないだろうか？それくらい映像としてもよく出来ている。
センターアイドルのきょんしーが可愛いので調べたら元乃木坂の若月佑美であった。眼力と凛とした感じと喋らないシーンでの表情に女優としての片鱗を見せる。
長いこと洗脳されていた、安定的なとこに就職するのが親の願いという純日本人の根本的幸福価値観と少しずつ変化してきた新しい人生モデル観に親子という世代ギャップから見える心情を描いていく。何が今の日本人には幸せな生き方なのか？という根本的問いを高校生と高校教師という環境から見出す秀作。親も見て欲しいし、夢を追いかける子供たちにも見て欲しい。撮影当時25歳であった若月が自然に何の違和感もなく女子高生を演じられる若さに脱帽したことも付け加えておく。