芸は心から

diary いなせ連

毎週、日曜日はこうしてブログを書こうと決めてみたが、あくまでも自分自身との約束で怠慢な自分は続かないが、軽い気持ちで綴っていけたらと思う。実際に今書いているのは月曜日と既に一日遅れている。

太鼓の鼓動に打ちひしがれ、先週はいなせ連の体験学習に行き、昨日はそのいなせ連感謝祭に参加してみた。善は急げ、直感に勝るインスピレーションはないを自認する自分は、そういう時のイベントへの参加とか旅行とかは結構早い。これは母親の「いざ鎌倉!」精神が継承されているのだと大人になった今感じている。母親の咄嗟な行動力はたまに感心する時もある。それは亡き叔父への見舞いなど、どの親戚よりも病院に着き、症状や回復見込みも分からないが、とりあえず現場に急行する姿は、その「いざ鎌倉」精神に基づく。その行動力に母親ながら見上げた心意気だと感心したことは何回もある。その目に見えないDNAのおかげで、僕の行動も人より早いと勝手に思っている。

その会は、裏方の方々への感謝と子供達のレクリエーションも兼ねた会であり、突然、おっさんが場に出る雰囲気でもなかったが、メンバーの名前を覚えるいい機会になるのと、その雰囲気を知る意味で出かけてみた。僕と同じように最近、入会(入連)されたパンダさんが非常におもてなし精神高い方で、全くの初心者の自分に話しかけてくれたことは、大いに馴染めるきっかけとなった。また受付をしてくれていた聖母さんが若いのに非常に挨拶のできる人で感心した。挨拶できるというのは普通のお声がけではなく、「挨拶」の言葉にある「相手に心を開いて近づく」という意味においてである。やはりこれも「おもてなし精神」の一環ではある。

そして、その「阿波踊り」という一つのイベントにもいろんな方々が携わり運営できていることに感謝しましょうというイベントでもあった。その日本人の美徳であり純な精神に「謙虚」「感謝」があり、その行動をこのイベントで伝えた。

そして何本もの「阿波踊り」の動画を見たあと、ふとKindleの本での関連書がないかと探し、タイトル(写真)の本に当たった。

これまた、重要箇所を抜粋していく。

「芸は心から」と心技一体を目指して、メンバーの教育・育成も徹底しております。私は、私と共に和太鼓やチームに関わる人たちには、「日本人としての精神」や「魂」も、持ってほしいな、と思っています。「心」や「精神」にもこだわるのは人前で演奏する者として、ある確固たる思いがあるからです。それは、私は「必ず、芸には内面が現れる」と思っていることです。演奏を見て下さった人には、演奏者の心や人間性が伝わると思っています。

「芸は心」の「心」は「日本人たる精神」を指すだけではなく、「人」そのものであると私は思います。

和太鼓には、音の振動や音色により、心を鼓舞する不思議な力があるのです。

この言葉を見聞きし、僕が和太鼓へと導かれた意味がなんとなく分かってきた。最初はお盆での住職の太鼓で鼓舞され、なんとなく買ってみた読売新聞に高円寺阿波踊りが昨日開幕という記事を見て、当日、高円寺で演舞者を生で感じ、そのままネットで検索していなせ連を知った。そして応募してみた。体験できた。イベントに参加した。和太鼓の不思議なエネルギーが僕を奮起させ行動させられ、今に至るという感じ。久しぶりにこの言葉を思い出した。「俺はやれる、という意志と喜び、それを才能という」俺はやる。