帰ってきた錦織圭

diary person sports

プロテニスプレイヤーの錦織圭が1年8ヶ月ぶりにコートに戻ってきた。そんなに長い間、観ていないのかとも思えたし、それくらいの期間はまともにテニスを見る場面はほとんどなかった。テニス自体に飽きがきたのかと思ったりもしたが、やはり真剣に応援する選手がいなかったことも大いにあったことに気付かされた、復帰戦を見ることによって。

20ヶ月も試合をしていないと身体の動きもおかしくなり、本調子に戻るまで大変だと勝手に思っていたが、試合後のインタビューで錦織が言うようにかなりいい試合運びをしていた。錦織らしい動きとストローク。

今日の錦織も1セットダウンから持ち直し、勝利することになったが、結構あったブレイクポイントをなかなか取れないもどかしさもあり、その辺りの集中というか、より攻撃的になり精度を上げるとこはもう少しなのかな?とも思えた。まぁ、下部大会のチャレンジャーなんで、ここで負けていたら、本戦のATPツアーで勝利することはできないが、試合感を掴む上でも優勝して欲しい。ライバルのカナダのラオニッチも2年ぶりに勝利したと聞く。また、元世界ランキング1位であったマレーもこの下部大会であるチャレンジャーで優勝し、少しずつ試合感を取り戻せてると聞く。

試合後のインタビューが面白く、2時間少々の試合時間であったが、グランドスラム5セットの準決勝並みの疲労感を覚えたと語っていた。やはり試合を2年弱休んでいた体力低下と錦織自体も33歳になり、多少の体力低下を感じていることと思う。前に出てきたマレーとの試合では5時間を超える試合を2回は見たので、そのあたりの疲労感を表している。

錦織の全盛期であった2014年は全米オープン準優勝と活躍を聞きつけ、その後にWOWOWを申し込み、その後ほとんどの錦織の試合は見たが、地球人最強のテニスプレイヤー、ジョコビッチに勝つ試合はいまだに見れていないし、その大きな壁を乗り越えるとこをリアルタイムで見てみたい。

全仏オープンはナダルの不参加もあり、超人ジョコビッチがグランドスラム偉業の23回優勝と前人未到の大記録を更新し続けている。故障中のナダルも今年、来年が最後だと明言し、ビッグ4であったフェデラーが引退し、マレーも怪我で燻っているので今はこのジョコビッチがただ一人ビッグ1に君臨している。ジョコビッチが完敗した試合はメドベージェフの試合だけであろう。あとは負けるにしてもかなりの接戦で負けている。

ともかく、これから行われる全英オープン、全米オープンには錦織の勇姿を見てみたい。しかしランキングがない今では予選とかの勝ち上がりも必要となり、より本大会には体力もいよう。錦織のウインブルドンユニフォームは今日、ユニクロのストアで注文し応援の体制は出来上がっている。