U-NEXT
先日、書店を徘徊していると、東野圭吾の「沈黙のパレード」の文庫本があった。久しぶりに東野圭吾を堪能するかと思案していたが、とりあえずまだ読み終えていない本が山積みされているので、今回は見送った。一度この「沈黙のパレード」が脳にインプットされると、無意識にこのキーワードを呼び寄せる現実が投影される。そんな中、ファイヤースティックでYouTubeを見ようと立ち上げると、冒頭上部のバナー広告にこのU-NEXTの「沈黙のパレード」があり、31日間無料お試しがあり、早速、クレジットカードを手元におきながら会員登録してみた。
この手のサブスクは登録は簡単で解約が大変なことがよくある。解約ページがわざとなるべく見つからないような深層ページに置き、辿り着き解約するのが一苦労というのをいくつか体験した。まぁ、簡単にお試しで登録させ、解約しにくくするのは企業としては当然と言えば当然だが。
早速、起動してみると、無料ポイントが600あり、この映画を見るには550ポイント必要となり、とりあえずタダで見れることになった。ドコモ傘下のdTVと違い、画質が綺麗なことに驚いた。同じ番組を比べて視聴してはいないが、この高画質はWOWOWオンデマンドよりも綺麗である。WOWOWは衛星からの普通受信であるテレビの情報量が相当高く、HD(1920×1080)規格ではNHK-BSよりも情報量があり、まともな4Kテレビに接続されれば、民法の4K放送よりも綺麗に見れる。その背景から、動画オンデマンドでの情報量は相当高いというのが分かった。WOWOWのオンデマンドでさえ、画質劣化が気になる自分には嬉しい驚きであった。
Netflixsは無料期間を試した事があるが、念願であった4K放送の動画データがあまりにも劣化しているのですぐ解約した。HuluはWOWOWのコンテンツが多いのであえて見ようとは思わなかった。そんなんで、あえて動画サブスクを契約する必要性は無かったが、たまたま見たい映画があったので、それを契約したらハマったという具合である。
調べるとこのU-NEXTは元々有線放送のU-SENの子会社で、企業やお店がなんとなく導入した有線放送を解約するのも面倒なので、そのまま放置プレーで、その有線契約料が元祖サブスクとして機能していた。今となってはまさにサブスクの原型企業であることが分かる。その解約をし忘れた企業、店の毎月の一定金額で売上を伸ばし、時代の流れから動画サブスクサービスを開始したわけだ。
続けざまに新作トップガンも見てみたが、久しぶりに映画というものを堪能させてもらった。画面は映画館よりも遥に小さいが、音質は僕のスピーカーがいいし、寝そべって楽ちん鑑賞するには自宅が楽でいい。さらにPCユーザーにはアダルト作品も見れる。もちろん、アダルトと言えばFANZA動画の圧倒的な配信数には負けるが、おまけでアダルトが見れるのもいい。FANZAの月極アダルト動画の値段が9000円弱からメーカー単独の3000円くらいまであったので、アダルトの月極動画よりも安い。考え方としては月額2189円の1200円は映画サービスで残りの1000円はアダルト見放題的な感覚だと断然割安である。そして、毎月1200円分の有料コンテンツも見れるので、そのポイントで新作を見ればいい。
何でもある時期に程よい情報が届く。今回はこのU-NEXTであった。ということでWOWOWのサブスク2530円とこのU-NEXT2189円のサブスクがこれからの月極視聴料となる。合計4719円がテレビ情報サービスの投資となる。この2189円のサブスクに一部の貧乏人から「高い!」とかの批判があったが、失われた30年の日本経済動向で、2000円も出せない庶民がいるのは、間違いなく政府自民党・公明党がアメリカDSの言われるがままに、「今だけ、金だけ、自分だけ」の政治を行なってきた結果である。わざと没落させるように舵を切ってきた日本政府のありようにそろそろこの庶民たちも気づいていい頃ではあるが、ジリ貧の生活環境でこのカラクリを考える暇もないし、そもそもその思考力もない。洗脳されたという語句で片付けられるが、裏がなんとなく分かっている自分には日本国民が憐れに見える。脱線したが、これからはテレビがYouTube専門機を脱し、映画とかも楽しもうと思う。