IQ
先日、何気にIQテストなるものをやってみた。試験は無料、結果は有料というもので検索で上位にくるものであるから商用ベースのものである。わざわざ結果を見るのに有料、課金してまでやるかと数日は思ったが、メールによる催促と実際、自分はどれくらいのIQがあるのか知りたくなり戦略に見事にハマり結果をPDFで受け取ることになった。結果はIQ=122であった。ベルカーブ曲線を見ると上位10%ではあった。IQ=130以上だと突出して高い2%の人になり、このテストの考える時間が究極に短く答えを出せる人なんだと、試験を終えて何となくわかった。凡人の自分は20分の制限時間めいいっぱい使い試験を終えた。どこが間違いか具体的な答え合わせは教えてもらえなかったが、図形の1つ除いては正解できたのだと思う。このIQテストの具体性はパターンを読み取る力である。ある一定の図形の変化から推類したり、数列のパターンからその規則性を見つけるものである。確かにこのIQテストパターンをある程度やりこなせば、そのパターン分析能力が研ぎ澄まされ、IQテストの結果は上向くであろう。
とりあえず、今の自分がどの辺りの知的レベルであるのが分かっただけで、非常に納得した。突出して高くもなく、かといってバカでもない。
知能はモビルスーツであると考える。具体的に説明すると先祖代々受け継がれたDNAがモビルスーツであり、その先祖代々の身体に魂が宿る。モビルスーツは地球での器であり、魂は異次元からの寄生である。よって、IQが高い、低いは地球上に生まれたモビルスーツの出来にある。いきなりガンダムに乗車した魂はもともとスキルが高く戦闘能力も高い。量産型ザクに乗車した魂はなかなか戦闘能力が開花できない。戦闘能力=知能と理解する。そんな風に僕は思える。
内田樹が自分の知的能力を自分のために使うのではなく、他人、社会のために使えというようなことを言っていた。それはその知能、知性がその人の固有の努力ではなく、もともと生まれながらに備わってきたからであり、その知性を使い次期世代の人にパスをするのが正しい知能の使い方だとあった。この考え方に賛同する。僕がある程度、本を読んだり、考えたりすることのできるベースはこのモビルスーツの基本的性能に寄与するところが大いにある。割と知的であった親父のDNAのおかげだと思う。
今月の雑誌プレジデントに「頭がいい思考、バカの思考」という記事があり、久しぶりに雑誌を購入して読んでみた。平均IQ=105の日本人ですら「日本人の3分の1は日本語が読めない、小学生4年生以下の数学的思考力しかない、日本人の9割はパソコンを使った基本的な仕事ができない」とあり、橘玲が別の著書で指摘した内容を再び目にすることになった。また、ホリエモンがTwitterの内容を理解できる人間が少ないと指摘したことは日本語が読めないとこに付合する。よってこのプレジデントの内容を理解できる人は3分の1の日本人でさらに購入するまでの人はさらに少ない人数になる。ということは雑誌を読める、買う人は3分の1の日本人ということになるのか?
日本人がバカになった理由を僕なりの考えてみると、まずGHQの推進したテレビ洗脳による知性欠如、覚えることだけを重視し、考えることを軽視した文科省管轄の教育制度、読書の大切さを教えてこなかった教員たち。そんなとこか、パッと浮かぶのは。
まぁ、しかるに日本人をバカにするようにといった用意周到なアングロサクソンミッションがテレビ洗脳を含め巧妙にプログラムされているので、その監視下から知性を発揮し続けるのは難しいという観点もある。
昔、親父に「テレビから伝わることを伝えるのではなく、お前の考えはどうであり、伝えることが大事だ」と軽く説教されたことがある。当時は返答に窮したが、今はほとんどテレビが伝えることは嘘であるとその根拠を説明できるとこまできた。まぁ自分を持ったとも言えるか。
このモビルスーツに感謝し、さらに読書して考えていこうと思う。考えることは楽しい。そして少しでも真実に近づけたのなら嬉しい。考えることをやめなかったから、今の全世界を覆う嘘を見抜けたのだと思う。もちろん、まだまだ未知なる嘘は見抜けていないし、最近流行のフラットアースとかの見解に追いつくのも時間がかかる。一生考え、自分なりの哲学を持つのが人生でやるべきことなのかもしれない。そして人生はただ生きること。