ロードバイク

diary sports

最近、ロードバイクを始めた。きっかけはNHKのチャリダーサイクルクリニックという番組で日本ロードレースを見たせいで。

ロードレースというドラマに5回は繰り返して見てみた。あらすじも概要も分かりきっているのに何故か繰り返し見てみた。やっぱり最後のゴールシーンが目頭を熱くさせたせいもある。ナレーションが大袈裟な表現で随分NHKも見ないうちに変わったなという印象はあったが、レーサーたちの素顔と展開を見事に調和させ番組を進行させたことは良かった。

それから、ロードバイクの価格コムチェックをしたり、レンタルバイクの店も探してみた。レンタルバイクだけで一日1万円とレンタカー並みの価格に多少驚いた。ロードバイクもピンキリで高いと本当に車が買える値段にもなる。さすがに触発されて乗りたくなったが、その原資も自ずと手に届く範囲になる。

そんな単純洗脳の日々の中、ロードバイクの魅力を熱く語り、知人に話すと、ロードバイクを譲るという話しになった。棚ぼた展開にすぐにその方の家に行き、ロードバイクを譲り受けた。CANNONDEALのCAAD8という調べたら2015年式のバイクである。メーカーも値段もまるで分からない未知との遭遇エリアで、真っ新な脳に新しい情報が入っていく感覚が心地良かった。なるほど、アルミボディで初心者向けのバイクであることが分かった。こっちもずぶの素人なので入門用バイクであるところも良かった。

後輪がイカれていて、すぐさまAmazonでチューブ、タイヤ、チェーンクリーナー、ヘルメット、ライト、サイクルコンピュータなど買ってみた。翌日、商品が届くとこがAmazonの素晴らしいとこ、熱気冷めぬまま自転車アイテムが届くのは単純に嬉しい。サイクルコンピュータがあることは前にシティサイクルを買った時にスピードメーターを付けたので分かっていたが、まさかセンサーが別売りとは知らず、後日センサーも追加で購入した。なんだかんだで3万くらいの初期投資になったが、同じ自転車を中古で見つけたが5万くらいの価格であったので、本体の5万円は浮いた計算になる。

そんな準備段階時に知人にサイクリストがいて、早速LINEで「ロードバイク始めました。どっか安い自転車屋さん知りませんか?タイヤ交換したいので」と送ったら、3日後に僕のところに来てタイヤ交換を目の前で教えてくれることになった。改めて、知人の友好には感謝。

タイヤ交換終わり、張り切って街に繰り出したというか近くの舎人公園に行った。目の前にある公園であったが、あえて来る機会はなかったので改めて来て、公園の規模と東京都が運営する金のかけように真っ当な公園と唸った。とにかくテニスコート、陸上トラックコート、子供たちが遊ぶ遊園設備にキャンプ場に池に林に山にと人工的な作りながら全方位を網羅する公園は早々お目にかかれない。こんな豊かな公園が身近にあったのかと感心した。

平地アスファルトでの最高速度はシティサイクルで40km/hだったのでこの記録はロードバイクだと余裕で越えれると思ったが、実際は何とか前の記録の40km/hで終わった。前に自転車乗りなのに手を上げるお客さんにえっ?と思ったが、どうやらパンクで自宅緊急搬送を申し込まれた。その道半ばで40km/hの話しをするとそれは凄いですよと褒められ、単純に自転車ならイケると思ったのもロードバイクを乗るきっかけにはなった。

荒川自転車コースを走ったり、新芝川サイクリングコースを走ったりして、7回のアタックで175kmを走ったことになる。荒川コースでは2時間で30kmを走り切ったが、確かに自転車だと自力で結構な距離が走れる。歩きだとせいぜい10kmであろうから、3倍以上の航続距離がある。太腿がパンパンになるが普段の運動不足と割り切り、風になる感覚とこれならどこまでも行けそうな感覚を大事にしばらく続けてみようと思う。僕が子供の頃にはなかった遊び(スポーツ)がこの自転車なんだと最近の自転車乗りの多さに辟易する横で感じる経験であった。