Amazon Music Unlimited

diary music

数日前にこのアマゾンハイレゾを試してみた。YouTubeMusicを使っていたのだが、やはり圧縮音源では聴くに値しない感じがしていた。カーオーディオのスピーカーがへっぽこなんでよく聞こえないのは当たり前であるが、上流の音源が悪く、下流のスピーカーがしょぼいのでは話しにならない。まぁ、出費を覚悟すれば改善されるが、その原資もコロナ禍では厳しい。

そんな中、たまたまアクセスしたアマゾンに3ヶ月無料キャンペーンがあり、試してみたと言う具合。音こだわりYouTuberがいろんなサービスを比較しているサイトもあるが、シンプルにお手頃価格でそこそこ聴ければいいと、このサービスに行き着いた。

CD音源プラスハイレゾ音源があり、早速いくつかの楽曲をダウンロードし車で再生してみた。確かに、上流の音源が良いとそれなりによく聞こえる。視界がひらけたというか、圧縮音源独特の濁りと抜けの悪さ、全体的にぼやける音像がだいぶ改善された。と言っても耳に刺さるPCM音源ではあるが。

3ヶ月無料後、例のサブスクリプションシステムでAppleから課金される。Apple経由だと300円高いので無駄な出費は避けたいので、お試し期間終了後、一旦解約し、Amazon本体からの1年契約に変えようと策を練った。年間5000円少々の浮きではあるが、YouTubeプレミアもApple経由なので高く払っているので、同じサービスを利用するには安い方がいい。

いくつかの楽曲をステレオ、ヘッドフォンと試してみたが、高音質にありがちなゆっくり聴こえる現象を久しぶりに感じた。濃密な音源は情報量があるせいで何故かゆっくり聴こえる。緻密な自然な音に近い音源は、木の風呂のような丸みというか柔らかさを感じる。木の風呂はお湯が柔らかいと哲学を語った叔父は昨年、他界したが。

そして、よくわからないがドルビーアトモス対応の音源では空間オーディオが楽しめる。より広がりを感じるらしいが、試してみたがその広がる感じが今のとこよく分からない。いずれその微差というのが分かってくるであろうが、今は圧縮音源からの脱却が肝心ではある。やはり、音楽評論家が語った、「同じ音楽を聴くのなら高音質で聴くのがいい。音の悪い音楽を聞きのは時間の無駄である」という格言が蘇ってきた。

9000万曲も聞かねえよと思いながらも、選択する音源は多い方がいい。それでも聴いてみるのは、中学、高校に聴いた音楽ではある。その音楽的バックグランドは死ぬまで変わらないであろう。冒険(新しい曲を聴く)するのもある程度、エネルギーが必要で守りの姿勢が老いであるのも分かっているが、しばらくは温故知新で楽しんでみようと思う。

本の通信販売からうん十年、Amazonは進化していく。音質と使いにくさが話題のAppleも巻き返すかな?