あなたはなぜカスなのか?

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久しぶりのブログ更新ではある。タイトルの本に頭を殴られ、もう一度、頭の整理を兼ねながら読み返して遅くなってしまった。それでも全文章に重要アンダーラインは引いていない。

本のタイトルは「巨悪の正体」内海聡

結論から言うと2021年で読んだ最も感銘を受けた本である。いかに自分が馬鹿でありそれ以下のカスであるかが分かる名著であった。作者自身も自分で書いて一番良い出来かもしれないとあとがきで書かれてある。

馬鹿には一応人格があり、下に見られる見方ではあるが、カスはそれ以下の人格も認めらない位置にあるような感じがする。よってバカ以下のニュアンスがあると思う。

あたなたちは「自分はカスかも知れない」という発想を全くせず、どこまでいっても「自分たちはカスではない」という前提に立って、物事を見ようとする。

自分たちは水平線の彼方まで馬鹿であるのに、その位置にいることも分からず、自分たちは馬鹿でないという妄想の中で判断している。125人の生徒で既に90人がワクチンを自ら打っている事実から日本人は実は救いようのない馬鹿であると統計的に示されている。実際、くだらないテレビを見続けている人口比とシンクロするであろう。

日本人は常に自分の正義という嘘に酔いしれ、体制やシステムとは何であるかを知ろうともしない。市民同士で内ゲバし、奴隷根性を究極的に叩き込まれた人種である。

マスクは正義とばかりに、マスクの有効性など何も調べず同調圧力で無思考で突き進み、その勘違いの正義に酔い、自粛警察とばかりに暴力を使い、自ら奴隷を進んで行う愚民は世界探せど日本人だけであろう。

日本人は、実は心の奥底では自分が嘘つきのバカであることを知っている。

誰もマスクをして生活することが心地よいと思っていないし、している自分もそう思っているが、この日本社会を黒く覆う同調圧力、空気感には逆らえず自分に嘘をついて生活している。そしてその嘘に半分気づきながらも行動しない。

グーミン(愚民)を否定する人々の一番の特徴とは、自分が正しいと勘違いし、人にも正しさを求め、自分が正しくないと指摘されると逆上し、人に愛国と従属を求めようとすることである。

自粛警察、マスク警察がこれにそのまんま当たる。車の都会ナンバーに張り紙をする輩も言わずもがな。

グーミンから覚醒したと勘違いしているグーミンは「目覚めなさい」「気づきなさい」と他人を諭している裏で、自分が目覚めていないことは直視しない。

まさに、今の自分であって多少の知識からグーミンを脱したと勘違いし、その立ち位置を冷静に静観できないことに気づいていない。

人間そのものがグーミンであるという前提に立たねば、グーミンの卒業などおぼつくわけもない。

まさに正論で自分は底知れぬバカであるという自覚と謙虚さを持ち合わさなければ、本当のバカから脱することなどできない。

実は正義じみた言葉を発しているグーミンは、自分たちがあまりにも無力で無能で無行動なのを直視できないので、負け犬の遠吠え以下の言葉で陰謀論を提唱していることに気づけてはいない。

世界を変えるのは山本太郎のような行動であるが、そういった行動は何もせず、陰謀論に多少、世の中を理解したと、どんぐりの背比べなみ大差ないのに覚醒したと勘違いして発信しているやつのことである。まさに俺。

日本の政治家は日本人の苦しみを望んでいる。

普通に冷静に考えればそうなるが、まさかそんなことはないと朝鮮政治家の言葉を疑いもせず生活している。そもそも政治家の言葉を理解しようとする読解力もグーミンにはない。

この世の大半の人たちは、まるでこの陰謀論的構図を知ってしまったら、自分が覚醒したかのように勘違いできるくらいカスである。

これも俺のこと。

究極的には「自分はバカだ」ということを腑に落とし、それを受け入れてしまえば人間は苦しくなくなる。

下手な自尊心、プライドから身を守るのが弱い人間であるが、「俺はバカ」と受け入れ開き直れば、新しい光も射してこよう。

われわれ人類は退化し続けている。

シンギュラリティは近いと科学的には進歩しているが、動物的な思考、愛、健康、人間関係など古代人よりも退化しているのは火を見るより明らか。

自覚とは何なのか?それは、人々が「自分は嘘をついている」という自覚がないことである。

そもそも、自分が嘘をついている事実を自ら発見し認めることからこの奴隷社会からの脱却が見えてくるであろうが、その深層意識の声を自ら耳を塞ぐ日本人では不可能である。これは非常に重要な哲学であり、この本で初めて気づけた真理である。

日本人はポジティブシンキングする嘘つきである。

この日本の村社会、空気社会では自分の意志を貫くよりも周りと同調し生活していくことが、日本人として正しく、それが大人の行動であると無理やり自己肯定する思想そのものが嘘つきである。

人類は最初から奴隷として作られた存在である。

5年前に内海聡はこの真理にたどり着いていた。その哲学的主観には恐れ入るものである。自分に嘘をつかない、アヌンナキ(レプティリアン)の奴隷である、我々はカスであるという真実を受け止めてから日本人の発展は始まる。

こんな腐った自称覚醒者たちが「目覚めた1%だ」と自称しているカスの集まりで、残りの99%は初歩的な知識さえ知らずテレビに翻弄されているのだから、日本が奴隷の国家であり続けるのは当たり前である。

言葉もない。

真の意味で自立している人とは、自分の軸を持ちながら多くの目的を見据える人だ。

Kindleの紹介で読んでみて衝撃が走った。自分の中では2021年で一番いい本である。この書物を読んだことでKindleの年間12000円の投資は元が取れた。自らキチガ医として斜に構える医師であるが、虚無主義社的な人を寄せ付けない雰囲気を感じながらも、この作者に信頼を置けるのは実際に会ったこともあるし、同じ「サトル」という名前の発音からもあるかも知れない。「聡」とあるように耳から公明正大に物事を捉え、心からサトルという意味が漢字からあるのだと僕は思う。やはり、哲学というか、真理を理解することは楽しい。その真理が今のとこ整合性が取れているとこで。