Prius 50 前期 レポート

car diary

いよいよ、営業車の到着となり新しいクルマの感覚を覚えるために遠出して約2,000km走ってみた。昔からプリウスはエンジンとモーターを組み合わせた新しい車であったので、興味があったがレンタカーで一度乗っただけで今のプリウスの進化はわかっていない。果たしてトヨタのハイブリッドとは?

結論から言うと、このシステムに勝るクルマはないと言うくらい完成された駆動システムであった。物理法則の「運動する物体はいつまでも運動し続け、静止している物体はいつまでも静止している」そこから運動エネルギーは熱エネルギーに変換され静止する。

要はブレーキを踏むと止まるのは、ブレーキパッドが円盤であるディスクをはさみ、その抵抗から止まるというのは普通の感覚でわかるが、実際はその抵抗は熱エネルギーに運動エネルギーが変換されたために止まるという物理学的事実。その事実を知ったときの興奮は今でも覚えている。なるほど、エネルギー変換が静止であったり運動であったり様々な動きに変わっていく。

そんな経緯を踏みながらプリウスのコクピット画面のエネルギーモニターのアニメが実に楽しく見える。坂道や力の必要なシーンにはエンジン、モーターがタイヤに動力を伝え、ブレーキするさい回生ブレーキとして電気を溜める。そして発進は溜めた電気を使い動力に変えて発進していく。常にエネルギー変換に無駄がなく、限りなくガソリンを燃やさないで走る姿勢は脱帽レベルである。そして、電気、水素自動車につきものの燃料補充の時間が短い。そして地球温暖化なんてデタラメの異常に少なくなった二酸化炭素を吐き出し、植物のエサと地球の保温化に貢献出来ている。まさに走る環境性能。そしてガソリンの半分を徴収するガソリン税の支払いが少なくなる。そして経済的コストを可能な限り低く抑える。多分、世界一燃費性能のいいクルマがこのプリウスなのである。トヨタの叡智が詰まった素晴らしいクルマがこのプリウスなのである。

次はその燃費と走りの質感について語ってみる。