ブラッド・ギルス
さっき、自分くらいのおっさんがオジー・オズボーンのギタリストを紹介している動画を見てた。カッコよさでは段違平行棒的に凄いギタリスト、ジェイク・E・リーや、ザック・ワイルドを紹介していたが、ジェイクが加入する前にライブ助っ人参加のギタリストにこのブラッド・ギルスがいる。その後トム・ワトソンとのツインギターでスターダムにのし上がったバンド、ナイト・レンジャーでの活躍が有名ではある。そこで、いまいちヒットしなかったアルバム「7ウィッシージ」の中にこのI need a womanがある。前にも紹介したが、このギターフレーズの音楽的センスが光り、今でもこのブラッド・ギルスのギターソロは隠れた名曲であると自負している。
ブラッド・ギルスの天下の名刀はフロイド・ローズに特化されたアーミングである。装飾音、アクセント、おかず的なアーミングはロック・ギタリストでは今でもよくあるが、アーミングの音程まで配慮したギタリストは昨今、ブラッド・ギルスが第一人者であろう。ハーモニクスでのアームアップは脳震盪もののメロディーを奏でている。
高校生時代に毎月のように買ったヤング・ギターは今でも発売されているが、読者は若者と思いきや、俺のようなおっさんが昔やったなぁ的な懐かしさで購入しているとか。流石にBABYMETALのスコアを見たが、コピーしようとする元気も湧かない。テクニックがついていけない意味において。そんで、あの80年代、90年代のロックは今でも十分通用する音楽で、今でもコピーされている。俺らおっさんバンドがコピーしているのかもしれないが・・・、いや、若者もコピーして動画投稿している。今の流行りの曲もコピーされているのであろうが、僕にお知らせが来るAIではないので埋もれているのかもしれない。
ということで、80年代、90年代のよき音楽を解説付きで語っていきたいと思う。今回はナイト・レンジャーのアーミングギタリスト、ブラッド・ギルスが第一回。続きもこうご期待。(笑)