龍神 全日本男子バレー

diary sports

全日本男子バレーの躍進が止まらない。世界で通用するコンビバレーが展開されている。7月にあるフィリッピンラウンドは全試合、くまなく目を通していきたい。

世界で勝てない、全日本男子バレーの姿が今まであった。彗星のように現れた石川祐希が現れたのも、既に8年の年月が費やされたが、世界試合では苦杯を幾度となく飲まされ続けた全日本男子。バレーはやはり個のスポーツではなく、チーム一丸となってはじめて優勝の美酒を味わうことができる。一人のスーパースターができる役割も自ずと限界がある。どんなスーパーバレーボールプレイヤーもアタックを打つのが確実に分かりマークされれば決め切ることも至難となる。

そんな一人だけスーパープレイヤーがいてもバレーという競技では勝つことは難しい。ブラジル戦の30年ぶりの公式戦勝利を観てみたが、日本の攻撃が多彩で、ほんと世界基準のバレーをしている光景に胸が弾んだ。基本であるミドルクイック。両サイドに展開する強烈スパイカー陣営、そして徹底的にレシーブできるリベロの山本とリベロ出身であるこの色男、高橋藍が遺憾無くセッターである関田に狂いなくあげ、前衛3人に攻撃できるフォーメーションにさらに、後衛が打つパイプ攻撃。よほど勘が良くないと打つ人間が分からない。ミドルブロッカー泣かせのまさに自由翻弄攻撃バレーが出来る。その攻撃を世界相手に実戦でやりこなしているとこが凄い。オポジットの宮浦の攻撃パワーも凄く、石川の次の彗星であった西田の強烈アタックをコピーしているがごとく決める凄さ。そして、異常にレシーブ力のあり美男子であるタイトルがタイトル画の高橋藍。攻撃よし、レシーブよし、サーブよしとそして下手なジャニーズ、K-POP男子軍団にも劣らない美顔。これでは男子バレーに目が入ってしまう。やはり強くないと脚光も浴びれなし、「強さ=美しさ」もあるような気もする。

ようやく名前負けしない龍神全日本がここに誕生しつつある。予選ラウンドはおそらく1位通過であろう。そして決勝トーナメントで本当の意味での全日本男子の力量が試される。上位チームの実力は非常に拮抗していて、その時のゲームの流れで勝ち負けが決まる。30年ぶりに勝つんだ!という全日本男子チームの闘志がブラジルを超えたのだと思うな。ブラン監督の力量も本当ある。今度の世界戦が日本である場合、必ず生で観ようと決心した試合内容であった。