武士道と桜
張陽さんのYouTubeを最近、心待ちにしている。マイブームは時々あって、去年は安冨さんであった。流石に学問のプロとは洞察力が半端ない。そしてその鋭い洞察から見えてない事象を解説して頂き、その深淵に触れる時、感動する。
「桜、花之世界の侍」の最新動画を合計3回見てみた。約20分の動画であるから1時間ひたすら内容の分かるものを見て同じ場面で同じように涙した。そして失われた日本人の精神を取り戻すことが具体的に「武士道」であると理解できた。漠然と、どうしたらこの出鱈目日本社会を正すにはいいのか?と疑問に思っていた。その疑問がこの動画で解消された。数学者の藤原正彦はかつての本で日本のいじめをやめさせるには「卑怯」という道徳を教えよというのがある。「卑怯」を子供の頃に叩き込まれた藤原少年は武士道の原点である「弱きを助ける」という哲学を父親から学んだ。そしてその弱きを助ける現場で武士道が発せられないと父親が「卑怯者」と罵る経験が物凄く自分には恥すべき行為で、そこからの脱出が「正義」という勇気を与えられたというような内容が記憶にある。実際、身体の大きな藤原少年はこの勇気をいかんなく発揮し、いじめっ子とよく正義の喧嘩をしていたという。
日本を取り戻すことはこの「武士道」を取り戻すことだと張陽さんは言う、力強く。ほとんどの日本人がこの「武士道」を忘れ去られているが、心の奥底には源流がまだなくなっていないという。僕が知る侍は政治家の山本太郎、そして科学者である武田邦彦先生である。パッと思いつくのは。
共に、自分のためではなく人様のために己の哲学を曲げずに活動している。どれだけ、この二人に勇気をもらえたか、そして絶対的な意志を受け継いだか計り知れない。本当に尊敬できる人物である。
人生50年と織田信長の年齢は超えた。後はどう生き抜くかが課題である。この動画を通して少しでも自分の中にある大和魂に気づいてくれることを祈る。トランプは全世界の権力を相手に堂々とカーボーイ魂を見せつけてくれた。これからは日本人が大和魂をあらわす番である。この大和魂の精神が最も強靭で尊いという。後はこの大和魂を発揮できる日本人を増やし共感する場に持っていくだけである。果たしてできるであろうか?中国人の張陽さんが出来るのなら、日本人のみんなが出来ない訳ない。眠っている魂を呼び覚ますだけだから。