張陽チャンネル

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アメリカ大統領選挙をウォッチしていると彼の張陽チャンネルを見つけることができた。理路整然と話す論理的展開とかなりアメリカ大統領の真髄を突いている内容があり、すぐさまチャンネル登録し、彼が発信する大統領選挙の裏側を追った。

同じように鳴霞が発信する月間中国も参考になる。鳴霞おばちゃんが発信する内容も裏側を伝えているので、中国人が発信する中国エージェントのあるサイトを日本語訳にしているのだろうと思う。鳴霞おばちゃんはかなりの中国人なまりがあるので正直、聞きにくいが、張陽の日本語と発音は30年近く日本で生活していることもあり、かなり聞き取りやすい。そして大学助教授ともあって日本語の語彙数もかなりある。調べると、北京大学から東北大学へと進学し、そのまま大学に残り帰化し今に至る。

反日教育を受け、来日し勉強してみると、どうも中国で教育された日本とまるで違う。彼の源流である中国が中国共産党という国あげての大掛かりなテロ組織であり、本当の中国、日本を洗脳教育により偽りに満ちた歴史観であると分かった時、どうしようもない絶望感に襲われたという。自分は何者であるか?というアイデンティティが失われたとある。歴史上にある我が祖国という確かな繋がりが嘘の上に成り立っていたと分かれば無力感に襲われよう。日本人というアイデンティティは日本で生まれ日本で育ち、親族、祖先も日本人であるので、あえて俺は日本人か?と自問自答することもなく、その考えさも思い浮かばない。しかし、海外では歴史による国境の変化と国が変わる事変なり、その生まれた土地と生き方に対する価値観が日本人みたいに綺麗に線引きできないとこもあるであろう。この辺の感覚は俯瞰してみないと分からない。海に囲まれ、他民族が入り込めない日本で日本人であるから、違う民族との交流がないことにもよる。

そして絶望の淵で日本人の精神は何かと考え、ひとつの答えが「武士道」と「大和魂」であることを発見する。また、戦犯である東条英機の遺書に号泣したという記事を発見し、あえて読んでみたが、「責任感」と「潔さ」という今の日本で失われた言葉が随所にあり、その遺書を書きしめた東条英機の心中を想像するとやはり涙す。

異国の人間に日本人の誠を教わった。ということで彼のチャンネルを見回している。そして俯瞰から生まれる大学教授の言葉に改めて日本人とは?を己に問いただし、これからの生き方を考えるのである。早速、新渡戸稲造の「武士道」を買ってみた。