夜がどれほど暗くても
録画されていたドラマ「夜がどれほど暗くても」を正月休みを利用して一気に見てみた。最初は芸能デスクのゴッシップネタのドラマだと思い、見初めてつまらない感じがしたのでお蔵入りしていた理由もある。
じゃ、最初から見てみようと進めると、実によく出来たWOWOWドラマで最近感じてたWOWOWドラマ倦怠期を払拭するまさに現代日本の闇する報道視線から見た秀でた作品であった。
報道する側の勝手な憶測報道により、世論が根拠のないその報道を信じ、被害者、加害者をバッシングしていく過程が見事に描かれている。言葉の暴力により人権を失われてしまう残された家族。その裏側がリアルに映し出され、このコロナ騒ぎ、トランプ大統領選挙と真実を歪めて報道する今のマスメディアとだぶり、改めてこの報道は正しく伝えているのか?と疑問視する姿勢が大事であると思った。既に今あるメディアは黒い権力の利益誘導に片棒を担ぐ歪んだ情報操作会社であることが、自明の理に晒された。
利益誘導に簡単に誘導される国民を僕は「愚民」「馬鹿」と上から目線をしていたが、新聞、マスコミが発表するお知らせがまさか嘘八百であるとわかっていないことが起因していると考えると、正しく伝えていけば、さすがに日本国民の知性ならわかっていくであろうと少し期待するとこもある。ただし、自分のお袋含めこのマスコミ洗脳を解いていくことは多難ではあるわな。
出鱈目答弁を秘書の勇足で片付ける安倍前首相、最上級国民の不起訴であったり、コロナはただの風邪であるのに未だに第二種感染症に分類し、危機による経済損失の中「密」は避けてという政府、自治体の指針には逆らい、高級ステーキパーティーをやる厚顔無恥な自民党幹部であったり、例え事例がこれでもかと思い出される今の日本。
とドラマ内容からだいぶ逸脱したがこれが僕のブログと勝手に筆を下す。俳優陣の迫真の演技によりかなりリアリティの伝わる作品であったが、唯一これは違うなという描写があった。それは殺された両親を確認するシーンで娘が号泣する場面。実際、おそらくこのシーンで号泣する家族はいないと思う。死んだ事実と実際に見える風景、生温かい記憶とが死体の前で展開され、しばらくその事実を理解するのに時間がかかる。そして、ぼっーと見る現実に果たしてこれは夢か現実か?と脳が混乱し、事実を理解した時は静かに目が充血し泣けてくるのだと思うな、僕は。
自分の文章を見返してみると、かなりの支離滅裂の文章であるとわかる。これはほぼ1ヶ月ぶりの文章構築であるので、そのブランクが頭の中で整理できていない理由がある。やはり何でも継続は力なり、時間を置くと錆がでるな。反省。